『Next year all our troubles will be miles away』


  msrが自信を持って皆さんにご紹介するクリスマス・ソングの数々。

  りゃー、皆さんの大好きな、我らがザ・ビーチ・ボーイズの「リトル・セイント・ニック」、これに決まりでしょ。「後はフィル・スペクターのクリスマス・アルバムとザ・ヴェンチャーズの〜」って、それじゃ、達郎さんちのクリスマスでしょ。大体、フィル・スペクターなんてフィレス・レーベルものは殆どクリスマス・ソング(というか、クリスマス・サウンド)みたいなものだし。あの『クリスマス・ギフト・フォー・ユー』がウォール・オヴ・サウンドの完成形といわれている位ですから。

  て、その「リトル・セイント・ニック」。(何種類か出ている)BB5のクリスマス・アルバムでこの曲の別ヴァージョンを聞いた人も沢山いると思います。『オール・サマー・ロング』収録の「ドライヴ・イン」という曲の替え歌のやつです。これは、、、あまり良くないというか、ヒドイですよね。彼等は一体何を考えてこのヴァージョンを録音したのでしょう?レコード会社のお偉い人の「キミらは人気のサーフ&ホット・ロッド・バンドだからねー。」という一言があったのかもしれません。いや、なかったのかも。ここではそういった「裏の事情」をあれこれ詮索するよりも、「リトル・セイント・ニック」という曲が「ドライヴ・イン」という曲の替え歌として正式に世の中に出なかった、という「選択眼」の鋭さを認めるべきでしょう。これで安心ですね。

 それでは安心したついでに「リトル・セイント・ニック」を歌ってみましょう。一番目、うん、いい感じです。二番目、「But she'll walk with a four speed stick」あれれ?何か変ですね。もう一回戻って聞いてみましょう。どうやら「walk」と「with」の間の「何か」が抜けていますね。しかし歌詞カードには確かに「〜walk with a〜」とあります。いまさら自分の英語力のなさを呪ってもしかたありません。そこで登場するのが先に「ヒドイ」と言い切ってしまった「替え歌」ヴァージョンの歌詞です。見てみると、「But you want the toboggan with a〜」となっています。なるほど、「替え歌」なので歌詞が全く同じという訳ではありませんが、両ヴァージョンともなにやら「toboggan」と歌っているようです。それでも納得出来ない人は『スタック・オ・トラックス』の譜面を見ましょう。アナログ盤で持っている人はラッキー。僕はCDで持っているので虫メガネで見てみました。「But she'd walk a toboggan with a four speed stick」となっています。これが正解なのでしょう。

これで完璧。


  かいことかもしれませんが、'94年発売のクリスマス・アルバムと今年出た「クリスマス・アルバム完全盤」、4年も経ってるのに(印刷ミスなのか、聞き取った人のミスなのかはわかりませんが)歌詞の間違いはそのまま。これは手抜きでしょう、明らかに。日本盤といえば解説と歌詞カードという付加価値。あるいはソフトな「蛇足」。へびに「足」ならともかく、これじゃ「単語の欠落」というカタチでへびの足に靴下履かせたようなもんだ。しかも4年間もそのまま(或いはもっと?)。僕は自分でちょっと歌ってみたいだけなんだよ、まったく!

  リトル・セイント・ニック」はこのくらいにして、別の曲を。オリジナル・ラヴの「X'mas NO HI」。インディのJALA JALA RECORDS(ジャラジャラもしくはハラハラ?)というところから出ていた彼等のアルバム(JL-001)収録。深めのエコーにベル、リズムはシャッフル。そしてコーラス。録音の(悪さ?)のせいか、このアルバムに於ける田島貴男のコーラスはいい感じ。ヴォイシングの妙、或いはハーモニィの微妙なバラつきとでも言いましょうか。この人のファルセットはあまり好きになれないが、最後に聞かれるやけくそ気味のそれは、したがって逆説的に無限の可能性を感じさせたものだ、あの時は。サビでの急激な転調も広瀬香美などと比べて(比べる必要は特にないのだが)断然こちらの方がスマート。彼女の場合、凄い転調→アーティストとしての実力をアピール→それをカラオケで歌ってる自分もイケてる、といった図式が見えて嫌(勿論そうでなくても僕は聞きませんが)なのだが、この曲の転調はただ美しい。フェアグラウンド・アトラクションの「ムーン・イズ・マイン」と対で聞きたい。因みにこのアルバム、プロデュースが「HIROMI WADA」となっている。これってあの「和田博己」か?!アマチュアなのにコネはしっかり、という辺りにも無限の可能性を感じたものだ、あの時は(泣)。

  然次は山下達郎の「クリスマス・イヴ」、となりそうな気もしますが、あの曲はあまり好きではない。聞き飽きた、というか聞き飽きさせられた。今や日本一のクリスマス夫婦ですからね。そこでレア・アイテム。山達が歌う(勿論一人多重ア・カペラの)「We wish you a Merry Christmas」。以前ライヴでこのテープが流れて「クリスマス・イヴ」に突入、というパターンがあってとても気に入っていた。CDシングルにも入ってないしアルバムにも未収録。と思っていたらファン・クラブの会報のオマケに付いてました。季刊なのですが、冬の号には何かしらクリスマス・ソングの入ったCDシングルがついてくるのです。

  してパール兄弟の『パール&スノウ』というアルバム。残念なことにこれは未入手のまま。「トン・トン・トン」のフルサイズ・ヴァージョンが入っていたはず。矢野顕子の『Good Evening Tokyo』と並んで今欲しいCDの一枚。

  して数年前にテレビ『ジャングルTV・タモリの法則』で流れていた曲。12月中旬の放送日に使用されていたというだけで、アーティスト名、曲名等は一切不明。したがって所謂「クリスマス・ソング」かどうかも分からない。ただ良い曲だな、と思ったもので。『クリスマス・エイド』とかに入ってそうな曲かも(可能性大)。それって何かやだなー。一応センスの良いホームページなんですけど(笑)。とはいうもののNRBQの「クリスマス・ウィッシュ」って持ってないんですよ。っていうか聞いたことがない。『タモリの法則』とか言ってる場合じゃないですよねぇ(笑)。



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