ハンドリング・アクセルワーク

 坂道で車がお尻を振ったり、思わぬ方向へ向かいかけたときカウンターステア(逆ハンドル)をきりますが、何せ雪道です。ジムカーナよろしくアクセルワークでコントロールすることはできません。しかし、低速・低回転でもアクセルワークとハンドリングは密接な関係があります。

 登り坂でのアクセルとハンドリングの関係は、基本的に一般のFR車とあまり変わりません。車速を極力一定に近づけ、コーナーでの旋回がきつくならないようにします。
 轍のあるところは、よほどのミラーバーンや固められて磨かれた圧雪になっていないかぎり、轍に沿って(タイヤを轍に入れて)進みます。時々路面に傾斜のついた立て溝状の凸凹があり、ハンドルが取られますが、轍をトレースするようにハンドルを保持します。
 尻が横に流れるような時は、ほんの少しだけアクセルを緩めわずかだけスピードを落とすようにして、ハンドルを車体が向いた方向と逆方向に少しだけきりすぐに戻すことを繰り返します。
 一旦車体が横を向きかけているときには、無造作にアクセルを踏んでも、急にアクセルをオフにしても、急なハンドル操作(方向関係無し)をしても、ブレーキを踏んでも、事態を深刻にするだけです。ほとんどの場合はスピンするか、完全に横を向いてしまったり、コースアウトしたりしてしまいます。周囲に余裕があれば、何もしないほうが良い事だってあります。
 ただ、よほどスピードを出していない限りは、その前にスリップして進まなくなるので、(^^; 上り坂に関してはオーバースピードにならなければ大事にはいたりません。

 下り坂はやっかいです。FR車は通常、登りに弱くても下りは後輪にエンジンブレーキが働くためコントロールしやすいのですが、滑りやすい下り坂では928の重い車重が影響して、FF車のような特性を見せることがあります。比較的低速でも重力と慣性が強く働き、後ろが滑るのです。FF車同様、急減速を避け、コーナーの侵入角もきつくならないように大回りを心がけましょう。道路幅、対向車、轍の状況、コーナーのRのきつさによって、事前に十分過ぎるほど減速しておくことが必要になります。

 一旦滑り出したら、FF車と違い「分けのわからぬときはアクセルを踏め!」が通用しません!
 左足ブレーキに習熟したひとならば、アクセルは少しだけ緩め(オフにしない!)左足でブレーキをやんわり踏みながら、カウンターを少しずつ当てては戻します。カウンターは、当てたらすぐに戻す感じでやらないと、すぐにスピンかコースアウトします。
 (ま、カウンターを当てなきゃいけない時点で本来のコースから外れてる訳ですが・・・)

 なれない人は、カウンターよりは逆カウンターを少しあてるほうがコントロールしやすい場合があります。
 つまり、滑った方向にハンドルを切るわけです。グリップを回復させてから少しずつ軌道修正します。
 いずれにしろ現場の総合的な状況によります。<当たり前か・・・(自爆)

 ポルシェ乗りなら左足ブレーキぐらい使えなきゃね。911も928もMTもATも無い!
 (・・・と、個人的に思うてます。はじめての人は日頃からゆっくり練習してね。)